湯屋 光林

伊豆長岡の温泉宿、光林(こうりん)へ行ってきた。
長岡在住の友人に誘われて初めて宿泊してから、かれこれ十数年経つが、歓楽街の観光ホテルと違って毒々しいところが全く無く、落ち着いて過ごせる良い宿だ。
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東名沼津までは割とスムースだったのだが、長岡までのR136がかなりの渋滞で予定より二時間近く遅れて現地に到着。
お待たせして申し訳ない、三島組の両名。
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館内はこんなかんじ。
この日は10畳の和室だったので、5名で広々と寛げた。
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温泉のある1Fには食事処もある。
夕食は外へ出たが、朝食はいつもここで食べる。
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温泉は熱めの内湯の他、外に野天風呂とサウナがある。
「ぬる湯」と書かれた野天風呂は、ゆったり入るにはもってこい。
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夕食前にひとっ風呂浴び、いもくんの愛車プリウスで沼津港近くの「かつ銀」へ行き晩飯、帰ってきてみんなで「Full Metal Jacket」なんぞ観ながらごろごろしつつ眠くなってきた頃にまた風呂、布団敷いて灯りを消し、オレの隣に枕を並べる羽目になった不幸な茶里くんと、ラノベやらエロゲやらに対する熱い期待を込めた議論やISのED曲の歌詞の確認作業など、先に寝た連中の高らかないびきの中活発にディスカッションしながら就寝。

翌朝、6時に目が覚めた。
ちょうど朝6時から8時半まで、朝風呂に入れる時間なので、タオルを持って風呂へ。
野天に浸かっているとうにちゃん登場。
のんびり寛ぐ。

7時に朝飯。
相変わらず良くある温泉宿の朝食だが美味しい。
おかずが多すぎて困る。

9時頃宿を出て、天城経由で東伊豆の今井浜にある民宿(かつて勤めていた会社が保養所にしていた経緯がある宿)に立ち寄って土産物を買ったあと、伊豆稲取港の金目鯛料理「なぶらとと」で昼食。
到着したのは11時の開店僅か前だが、すでに数人が入り口に並んでいた。
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ここの煮付けは美味い、と茶里くんが言うので、5人中4人がそれを頼んだのだが、いやオレはこれにする、とひとり釜飯を頼んだのはかっちん。
目の前で固形燃料で炊きあげるタイプで、メニューにも「30分近くかかります」と注意書きがしてある。
お時間かかりますよ、と念を押すおばちゃんに「お願いします」と胸を張って注文するかっちんに、いるんだよなこうやって一人だけ出てくる時間違うメニュー頼むヤツ、そんでオレら喰い終わった頃にやっと炊きあがるとかして、早く出ようぜ後ろ並んでんじゃんとか言うと、ちょっと待ってよオレ喰うのこれからなんだし、とか言うんだぜ、とかイジめていたら、我々4人が熱い視線を注ぐ中炊きあがった釜飯を、かっちんが半分食い終わる頃になって、やっと我々の煮付け定食が配膳されるという意外な展開となった。

きっと、おばちゃんが気を利かせて同じタイミングで喰えるようにしてくれたんだよきっとそうだ。
おばちゃんが厨房の方と「煮付け4つどうしたの、違うなめろう丼じゃなくて煮付け4つ言ったでしょ」とかやりとりしている声が聞こえたような気もしますが。
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2400円ちょっとという値段だけ見ると高く感じるが、大ぶりの金目鯛、マリネされた刺身の入ったサラダ、深い旨みの味噌汁、お替わり自由な美味しいご飯、ときたらそこらのファミレスで1000円近いハンバーグセットなんぞ喰うのよりは遥かに実質的である。
煮汁はかなり甘く濃厚で、これが金目鯛の脂が乗っているのに引き締まった身にピタリと合い、ご飯が進む。

行列が出来るのも頷ける。

満腹して帰路に就く。
家族への土産に蜜柑やかまぼこ、干物などを買い込む。

両日とも雨に降られっぱなしではあったけど、楽しい時間を過ごせた。
参加いただいた友人各位、またよろしく。
by hybrid-jp | 2012-03-19 10:57 | 平穏な日々 | Comments(0)

いつかどこかで考えたこと。


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