いつかどこかで考えたこと。
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2011年 12月 18日 |
久々にメケットさんの生息地、宮城県の利府を訪ねてきた。
朝6時半頃家を出て、吉野家で朝飯。
浦和から東北道に乗って、と行き先の看板見ながら走ってたら、混雑する大門交差点でIC方面へ合流し損ねてうろうろ。
再び交差点に戻ってきたら、今度はうっかりICに入り損ねて一つ先の岩槻から高速へと、のっけから中々暗雲たなびく東北行である。
つうか、浦和ICの分岐って地味すぎて目立たねえんだよ!
そういえば、昔日光に行った時も、この分岐に気付かずに、併走するR122で岩槻まで行ったんだよな。
浦和ICはオレにとって、高速の入り口だと認識させる記号というか、オブジェクト的な何かが上手くマッチングしていないのかも知れない、インスピレーション的な物も含めて。

周りちゃんと見てないだけだろ、気をつけろ。

さて、埼玉北部の羽生PAで手土産でも探そう、と思ったら、すでにここに宮城名物のずんだ餅屋があってびっくり。
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同じ埼玉だし、オレの地元の草加煎餅でも有りはしないか、と土産物屋を眺めたら、草加どころかスカイツリーと書かれた東京土産から横浜のハーバーなどなど、何でここにあるんだこれ的な土産がずらり。
とりあえず、草加産の煎餅を買って再びクルマに乗り込む。
つうか地元で買っとけよオレ。

渋滞も無くすいすいと北上、栃木、福島を過ぎて宮城へ。
仙台を過ぎて富谷JCTから仙台北部道路へ入り、利府しらかし台ICで下りて、よう久し振りだな利府!
目の前の坂を登るとスイーツの名店(かどうかは知らない)、カトーマロニエがある。
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やっぱ利府に来たら、ここでなまどら買わないとな!
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生クリームの混ざった小豆あんが入って、コクのあるどら焼きである。

メケと合流し、宮城総合運動公園グランディ21へ。
今回の宮城行のそもそもの目的は、ロードバイク購入の為貯金をしているメケに対し、実車を試乗させて「どうだ欲しくなっただろやらねーよざまあwwwwww」と威張る購入までのモチベーション維持に協力しよう、というのが第一義である。
小一時間乗ってもらい、いい加減カラダが冷え切ってきたところで、昼飯に県道8号、利府バイパス沿いにあるラーメン屋「味よし」へ。
メケお薦めのラーメン屋を巡るのが、この宮城行の第二義である。
どんなラーメンだったかは、HPのラーメンMEMOで後ほど。

お腹が一杯になったあとは、いつものごとく沢乙温泉へ。
宮城スタジアムの足下、県道3号沿いにあり、宿も内海旅館というのが一軒しか無くあまり目立たない温泉なんだけど、これが鄙びた感じで、実に味わい深い。
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熱めの内湯で温まり、ぬるめの露天にゆっくり浸かって、のんびりと楽しむ。

風呂上がり、宿のある仙台駅方面へクルマを走らせつつ、仙台のこだわり自転車店、「Belle Equipe」に立ち寄る。
展示されている自転車を眺めつつ、店長と覚しき人とあーだこーだ、質問やら雑談を。
店員さんがみんな気さくな感じで、気軽に立ち寄れそうな良い店に思えた。

広瀬通り沿いのスーパーホテルに投宿し、メケ曰くこの辺の飲み屋街といえばここ、という国分町へ。
雑多な呑み屋、派手な看板の目立つ歓楽街っぽい顔つきの街で、こういう雰囲気の所は通りを一本裏に入ると、ソープランドとか風俗の店があったりするんだよなー、とか言いながら歩いてたらホントに特殊浴場があったり。
小綺麗な居酒屋が目に付いて、そこに入ろうかとも思ったのだが考え直し、赤提灯とのれんの掛かった小汚い焼き鳥屋を見つけて、そこに入り込む。
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引き戸を開けると狭い店内はカウンターが10席弱のみ、濛々とあがる煙が目に滲みる。
カウンター内のオカミさんとその娘(よく似ていた)の二人がキビキビ働いている。
腰掛けるといきなり、焼鳥とハラミどっち? と訊かれたので、若いメケがいるししっかりした肉がいいかな、と思い(メケはトイレ行ってて席を外してた)、「ハラミ!」とよく意味が判らないままに無責任に発言。
続いて飲み物は? と訊くので「ビール!」。
ガスの焼き器にマッチで火を付け、デカい牛のハラミスライスを2枚載せて豪快に焼き出す。
トイレから戻ってきたメケに、とりあえずこれとこれ頼んどいたよ、というと、オカミさんはメケにも焼き鳥? ハラミ? と訊く。
何がどうなってるのかさっぱり判らず、よくよくオカミさんに訊いてみたら、この店は基本的に焼き鳥5本かハラミ焼き、ドリンク1本、特製のもつ煮込みが一人前のセットになっていて、大抵皆さんはそれを頼む(もちろん単品でもOK)のだという。
メケもハラミとビール、ということになって目の前に皿が並ぶ。
こってりしたタレを纏った、分厚く噛み応えのあるハラミ肉がドカ盛りになって、そこ添えられた大量のおろしにんにく。
おお、にんにくが少し緑色になってる!
これ、チューブとかボトル入りの業務用じゃなくて、本当のにんにくをおろした証拠なんだよね!
とか急に元気になる。
もつ煮込みも特製というだけあって、他所には無い独特の味。
どろっとはしておらず、さらりとした汁なのに味は全く物足りなくなく、酒が進む。

そうこうしてるうちに、カウンターの中でオカミさんと娘がなにやら言い争いを始め、むくれた娘にお前は客の前に出せん、もう帰れ! とオカミさんが一喝、代わりにご主人が電話で呼び出された様子。

呆気に取られつつも、仙台産白菜使用の漬け物、なんて品書きが目に付いたので頼む。
宮城の地酒、一ノ蔵を冷やでやりながらつまむと、甘みと酸味、塩加減が絶妙。
いやーオカミさん、このお新香最高に美味いですね、自家製なんですか? と訊くと、ご主人が仕込んでいるのだという。
そこに寡黙で渋いご主人が登場。いよっ、待ってました! と心の中でかけ声をかける。
さらにレバー串とか砂肝とか焼いてもらって気持ちよく呑んで喰って、二人併せて勘定は5千円もしなかったような気がする。
小汚い店とか言ってすみませんでした! 機会があったらまた絶対来ます!
いや、やっぱり小汚いことは小汚いな。
でも、オレはこういう店が大好きなのである。

店を出て、何年ぶりになるだろうかカラオケ屋で2時間ばかり熱唱。
メケと別れて、宿近くのコンビニでワインのハーフボトルとか買い込んで部屋で独りの酒宴を続ける。

翌朝、目覚めると雪が降っている。
おおー、さすが東北だなぁ、とか呑気に構えてる場合じゃねえ! 冬用タイヤどころかチェーンすら持ってねえよ!
8時半ごろ宿を出て、仙台駅周辺で道に迷いながら、吹雪く中を再び利府へ。
昼飯を喰って帰ろう、と思っていたので、時間つぶしも兼ねてまたもや沢乙温泉へ。
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500円で味わえる至福の時。
出てきたら、森がすっかり白くなって綺麗だなぁ。
だから風流楽しんでる場合じゃねえよ。
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昼はイオン近くの「こまつや」へ。
こちらもラーメンMEMOでどうぞ。

往路と同じく、利府しらかし台から高速に乗って帰宅。
郡山あたりまで雪が降っていたけれど、幸いチェーンが必要な事態にはならなかった。
2010年 12月 28日 |
細切れにアップしてきたHPの九州ツーリングレポート、なんとか完了。
行ったの8月だもんなー、とりあえず年内に完成できて良かった。

こういうのって、感動が新鮮なうちにやるのが一番なんだけど、今回はノートPC持って行ったから出先でツイートなりブログ更新なり出来ちゃったので、帰ってきてさて改めて、という気になかなかならなかったのが長引いた原因なんだよな。

そんなわけで、はや4ヶ月前の旅記録ではありますが、どうぞ。
2010年 09月 06日 |
ちょこちょこと更新中。
とりあえず2日目までUP。

からまわりオーバードライヴ
2010年 08月 20日 |
ちょいと呑み過ぎたため、朝飯は紀文の調製豆乳200mlだけに。
9時頃に宿を出て、再び中郷ICから上信越道へ。
程なく長野に入り、山間部を縫うように走る。
さすがに、長野は山深い。

小諸ICを過ぎる。
小山田いくという漫画家が、「すくらっぷ・ブック」という作品の舞台として、実に魅力的に描いているのを子供の頃に読んで以来、いつか行ってみたいと思っている町のひとつだ。
今日のところはただ、近くを走り抜け、空気を吸い込むだけにしておこう。

群馬に入り、横川SAで家族への土産に釜飯を買う。
藤岡JCTから関越自動車道へ入って埼玉へ。
もう、ここまでくればすぐそこだ。

大泉JCTから東京外環自動車道、草加ICで降りてR4。
いつの間にか、いつもの生活の景色が、目の前にあった。

総自走距離は3905.8km。
先月の北海道と合わせれば、約30日間のロングツーリングで8000kmちょっと走り、どこも壊れないのは、日本車は優秀だということなのか。
富山あたりで、エキパイ部分のガスケットが抜けたりはしましたが。

しかし、この二つのロングツーリングをしてみて、日本は良いとこだなーと改めて思った。
どこに行っても美味い酒、喰べ物、そして素晴らしい景色がある。
そして、どこに行っても、その町の記憶として心に残る人々が居る。

これで、足を踏み入れていない都道府県は沖縄県だけになった。
いつか、石垣や西表、波照間なんかも絡めて行ってみたいもんだ。
そうすれば、オレの旅も一段落するか。

え?
日本でこれだけ素晴らしいんだから、世界に出てみたらもっと面白いんじゃないかって?
喰べ物とか酒も、もっと色んな面白い、美味い物があるんじゃないかって?
うーん。

…じゅるり。
2010年 08月 19日 |
ご飯を喰べて(食事は大事です!)宿を出発。
彦根ICから名神道に乗り、米原JCTから北陸自動車道に入る。
福井に入り、石川を通り、富山県へ。
魚津、黒部、懐かしい地名だ。

昔々、Dos時代にKT-BBSというフリープログラムを使って、草の根BBS「マシュマロ ねっとわ~く」を運営していたとき、会員さんに富山の人が二人居た。
一人は富山市出身で当時は東京在住、もう一人は入善という町に住んでいる富山県民だった。
一度、BBSのサブオペである、うにんこテール氏と一緒に電車で入善の人のところまで遊びにいき、地元の小料理屋さんで伊勢エビなどの大盤振る舞いでもてなしてもらったことがある。
懐かしいなぁ。
ゆうきさん、早久貴澄さん、お元気ですか?

険しい山々と、海岸線に沿って走る北陸道の景色には、まさしく見覚えがあった。

上越JCTで上信越自動車道に乗り換え。
今日の宿はR18沿いの「道の駅あらい」内に建てられていて、この道の駅は上信越道の新井PAとくっついている。
この新井PAがETC専用のスマートICを兼ねているので、ここで降りれば楽ちんなのだけれど、ETCを積んでいないオレは降りることが出来ないので、PAを通り過ぎて中郷ICで降り、R18を北上。
結構距離あるなぁ。
とかいいつつ宿に到着。

そういうロケーションに建っているホテルなので、普通なら宿の回りに何かしら呑み喰い出来る店があるのだが、ここに関しては道の駅にある類の飲食店しか見当たらない。
宿の中に、タクシーで5~6分という居酒屋の宣伝ビラが貼られていたので、そこへ行ってみようとタクシーを呼ぶ。

着いてみたら店が開いていなかった。
定休日でも無し、開店時間も過ぎているはずなのになぁ。
まあ、ここはJR新井駅前のようなので、よくよく探せば幾つかそれらしい店もあるだろう。

30分ほど小さな駅前の町をうろついてみたが、飲食店は数軒しかない。
電車がメインの交通機関になっていない地方都市では良くあることだ。
内訳は割烹の看板を出した、外見に値段の判らない汚い店が2軒、寿司屋、韓国料理居酒屋、ラーメン屋、蕎麦屋、チェーンの串揚げ屋。
死ぬほど悩んだが、まあどうせ宿に帰ったら富山で買ったますの寿司で日本酒を呑むことは決まっていたので、軽く済ませればいいかと串揚げ屋「串一」へ。

お通しの青菜と塩昆布と桜エビの和え物が、意表を突いていて美味い。
もう一つのお通し、細かく刻んだレタスとチーズ、ハムを合わせてオニオンドレッシングを掛けたサラダも美味。
フライドポテトとお薦めの串揚げ5本で、生ビールを呷る。
乗りの良い、明るい若い店長と、地元の高校生のバイトと思しき青年に、色々ご当地の土産物の話など聞きながら楽しく呑む。

宿に帰り、ロビーの自販機で新潟は新発田の「ふなぐち菊水一番しぼり」を買い、ますの寿司をやる。
うん、あまりご当地の物は喰べてないけど、今日はこれで満足。
2010年 08月 18日 |
9時過ぎに出発、給油したりポカリ買ったりしながら、高知ICから高速へ。
川之江JCTから高松自動車道に入る。
しかし、松山道と高松道って一瞬どっちがどっちだっけ? と判断に迷うのはオレだけか。
途中、府中湖PAで早めのお昼。
香川県だし、うどんがいいよね! 暑いけど。
かき揚げうどんをずるずると啜る。

鳴門ICからそのまま、神戸淡路鳴門自動車道(長いな)へ。
初めての淡路島だ。
思ったよりも平坦で、道路脇に広がる水田の風景に和む。

海の向こうに、本州が見えてきた。
明石海峡大橋を渡り、10日ぶりに本州の土を踏む。
バイクのタイヤがだけど。

山陽道へ入り、三木JCTで中国道、吹田JCTから名神へ。
桂川PAで、初めて関西のたこ焼きを喰べてみる。
楊枝で刺して持ち上げられないほどに柔らかく、前歯で半分かじり取ってみると中はトロットロ。
流れ出してくる熱々のゲル状の粉(変な言い回しだが判るよね)から、良い香りがする。
何か出汁を混ぜてあるのだろうか。
歯ごたえの良い大きなタコ。
高速のPAの屋台なので正直期待していなかったけど、いや、脱帽。
関東人は粉もんでは、関西人には敵わないかも知れない。

高速を彦根ICで降りて、南彦根駅前のホテルにチェックイン。

晩飯はホテルすぐ近くの「グルメ工房」という居酒屋へ。
突き出しで生ビールを呷った後、鮒寿司を頼む。
実はこれが喰いたくて、わざわざ彦根に宿泊するプランを立てたのだ。
塩漬けした琵琶湖の鮒を、炊いた飯と一緒に数年発酵させる、という製法は聞いていたけれど、天下の珍味と言う人あれば、あんな臭いもの喰える訳無いよ、という人もいる。
臭いの強い物は得てして好き嫌いが分かれるものだけど、雑多なグルメを自認するオレとしては、是非とも喰べてみたかった。
お、出てきた出てきた。
体の周りに発酵してドロドロになった飯粒を纏わり付かせたまま、スライスされた鮒が皿に盛られている。
店のオヤジが、一味醤油で喰うと良い、というので言われるままに醤油に一味唐辛子を振り込んだ物を付け、一切れを口の中に放り込んでみる。

む、これは。
魚だから生臭いか、というとそんなことは決して無く、同じ発酵食品でも、塩辛などよりもむしろチーズに近い。
酸味の具合はかなりソリッドで、コアな酸味以外、何かを連れてきてはいない。
締まった身の歯ごたえ、適度に効いた塩、発酵による強い酸味、そして後口に残るかすかな渋味。
これはやっぱり、日本酒だよなぁ。
滋賀の地酒である「琵琶の長寿」の冷やし酒という冷酒で、箸を進める。

さて、念願の鮒寿司も喰べたし、小腹を満たしてから帰ろうと思い、隣のバーへ。
昭和レトロを意識した古い看板や自動販売機が並ぶ店内のカウンターにすわり、オリジナルピザ880円を頼んだら、焼いた冷凍ピザの上にケチャップをかけ回して、スライスチーズ1枚を乗せてもう一回焼いたのが出てきた。
ふざけた店だ。
大半を食い残して、とっとと席を立つ。
こういう真面目に作られていない、客を馬鹿にしたような喰い物を残して帰ることに、良心の呵責なぞオレは微塵も感じない。

こんなんだったらコンビニでパンでも買って喰った方が遥かにマシだ。
事実、セブンイレブンのパンは美味しゅうございました。

くそ、彦根の夜は一勝一敗のイーブンだな。
2010年 08月 17日 |
朝、昨日の残りのカツサンドを喰べて出発。
津久見のすぐ南、佐伯を目指す。
今日は、佐伯港から高知の宿毛(すくも)までフェリーで渡る予定なのだ。

10時過ぎに港に到着。
乗船手続きをするターミナルで、書架に並べられた沢山の古本が売られていたのはどういう訳か。
ざっと文庫本の背表紙を流し見してみる。
赤川次郎多すぎだろ。
そして、こんなところまで来て料理とか喰い物の本を買うオレもオレだと思うが。

11:00に佐伯を出港。
宿毛までは3時間10分の船旅だ。
人がわいわいといる大部屋はキライなので、いつも航海中は露天甲板で海を眺めているのだが、さすがに暑い。
うろうろしているうちに、「団体専用 立入禁止」と書かれた二等船室にぶち当たり、誰もいないようなので勝手に入って横になる。
おおお、やっぱり冷房は涼しいぜ。

船室に転がってツーリングマップルを見ていたら、宿毛の近くに旧海軍の戦闘機、紫電改を展示している施設があるのを見つけた。
今日の目的地である高知とは逆方向なので一度は躊躇したが、やはり海軍好きは行って置かねばなるまい。
下船して、R56を西へ。
道路の誘導看板を頼りにして、迷うこともなくすぐに到着。

馬瀬山(ばせやま)の山頂に設けられた展示館の中に、紫電改はいた。
久良湾(ひさよしわん)の海底に沈んでいた本機を引き揚げ、ここに保存したのだという。
上野博物館の零戦のように、綺麗に修復などされていない、不時着水した時のままの姿なのか。
おそらく、水面を叩いたときの衝撃によるのだろう、プロペラは曲がり、フラップやラダーの破損も甚だしい。
愛媛にあった第343海軍航空隊、通称「剣部隊」の所属機で、おそらく昭和20年7月24日の呉軍港空襲を迎撃するために出撃、未帰還となった6機のうちの1機であろう、とのこと。
その痛々しい姿に、胸に迫る物を覚える。

土産物コーナーで何か買おうと物色。
Japanese Navy Shiden-Kai, George21とか書かれたTシャツとか、センス無さ過ぎだろ。
関連図書を数冊と、「蒼空の武蔵」という焼酎、「ニッコリ笑へば必ず墜す」と染め抜かれた紫のバンダナを買う。

R56を今度は東へ、ここから高知までは約130km。
イメージとして高知県=土佐のかつお一本釣り、漁師町、というのが強くて、だから高知南部なんてずっと砂浜なんだろう、と思っていたが、実際走ってみると想像以上に山深い。
ひと山越えて小さな集落があり、さてまた山登り、という感じだ。
聞けば、山地率は89%もあるのだとか。
高知南部には高速道路が無いので、ひたすら下道で山を越え続ける。
須崎からやっと高知自動車道に乗り、高知に到着、宿にチェックインしてシャワー。

20:00過ぎに町へ。
昼飯を喰い損なったのでいい加減腹も減っている。
目に付いた小さな居酒屋「片田舎」へ。
店主のオヤジと女の人二人でやっている。
二階は団体客がいるようだが、一階のカウンターには先客が一人いるだけだ。
座るなり生ビールを注文、一息に飲み干す。
と、どうせ2杯以上呑むだろ、そしたら安いセットメニューがあるからそれ頼んどきな、とオヤジが薦めてくれる。
嬉しいねぇ。
突き出しのキュウリの酢の物と、セットの冷や奴でもう1杯。
くあー、たまらん。
先客は中学校の教師をしているそうで、今年は3年生の担任なので夏も忙しいと言っている。
そういいながら、うつぼの唐揚げ、ニラ餃子などを取り、半分どうぞとこちらに回してくれる。
遠慮しないでどんどんと箸を伸ばし、「瀧嵐」という高知の地酒を呑む。
うつぼはさっぱりとした身と、皮のところのゼラチンのねっとりとした感じが独特で美味。
餃子もしっかりとした味で酒に合う。
「アンタこの店来て正解」もやっぱり出てくるのであった、ははは。
先生にはすっかりご馳走になってしまった。

とはいえ、小ぶりな餃子5個とつまみ少々では、やっぱりお腹が物足りない。
ホカ弁屋でチキン南蛮(宮崎で喰えよ)と、宅配ピザ屋でSサイズのミックスピザを買い、ホテルで缶ビール。

よし、満腹。
ベッドに潜り込む。
2010年 08月 16日 |
目覚めは良好、天気も最高。
9:00に宮崎を出て、大分の津久見というところへ向かう。
R10をひたすら北へ。

ところどころ目に入る、宮崎の海は美しい。
路肩に車を停め、サーファー達が波と戯れている。
道沿いに植えられた、フェニックスの木。
ぎらぎらと照りつける太陽。
全くひむかの国、宮崎は南国だ。

そして、どこへ行っても「がんばろう宮崎」と言ったメッセージを見かける。
いつ頃からあるのか、何を指しての物なのかはオレには判らないけれど、これらを見る度、オレはどうしたって心の中で「口蹄疫に負けるな、宮崎!」とエールを送るのだ。
同じ九州とはいえ、他県ではあまり見られない道路上での消毒を、宮崎ではあちこちで実施している。
大丈夫だ、きっとまた取り戻せるさ。

熱射病対策に、ポカリスウェットなどを早め早めに摂りながら北上。
昼飯を「山小屋」というラーメン屋で喰べる。
看板に筑豊ラーメンとあり、結構あちこちに展開しているチェーン店で、以前北九州の小森江で喰べたことがある。
ラーメンと半チャーハンのセット、それに餃子を注文。
しかし、九州って本当に、どこでラーメン喰っても美味いんだよな。
マジでこっちに住みたくなるくらいに。

宿のある津久見駅近くで文具店を見つけて、万年筆が一本欲しかったのを思い出した。
以前、買おうと思い地元の店へ行ってみたのだが、ひどいもので、普通の生活者にとって、1万円以上する筆記具を買うのなんて相当思い切りが必要だと思うのだが(少なくともオレはそうだ)、その客に試し書きはさせてくれない、製品についての知識も無い、挙げ句の果てには箱にもケースにも入れず、説明書も付けずに裸のまま紙袋に入れて渡そうとしたので、すっかり買う気が失せて帰ってきた。

この店は予算を言うと何本か出してくれ、ちゃんと書いてみないと書き味が判らんよ、とそれぞれ試し書きをさせてくれた。
なるほど、試してみるとモデルによって(値段によっても)書き味は確かに違う。
自分なりに気に入った物を選び、購入。
ちょうど2割引の日だということで、お得だった。
大変気持ちの良いお店だったので、機会があれば、ぜひ。
第一文具店

まだチェックインまでには間があったのだが、宿に相談して入る時間を早めてもらう。
涼しい部屋で寛ぎ、溜まった洗濯物を洗濯、乾燥。

今日のホテルはいつもの常宿スーパーホテルでは無く、九州でジョイフルというファミレスを展開しているグループのホテルである。
ホテルの階下にもファミレス、バイキング形式の居酒屋などが併設されているのだが、あまり美味い物にありつけそうな雰囲気では無いので、夜になって町へ出てみる。
駅前の通りから一本二本入った裏通り、狭い路地に入り込んでいくと、何軒かの呑み屋が。
とりあえず手近なところへ入り、牛肉のタタキと玉子焼きで生ビール、焼酎の水割り。

店を出てさらに探索すると、「和風キッチン とんこ」という洋食屋を見つけた。
見るとトンカツ、串カツ、トンテキなどが驚くほど安いが、今はさほどお腹が空いていないのでフライ物、ソテー物はちょっと厳しい。
なので、後で喰べるからとカツサンドとタマゴサンドを折に詰めてもらい、出来上がるまでサラダで生ビールを呑む。
嫌な顔一つせず、持ち帰り調理をしてくれるご主人。
明るく元気で早口な女将さんは、青森県の佐井村出身だそうな。
何年こっちに住んでても、やっぱり夏は暑いです、と言っていた。

ホテルに戻り、缶ビールでカツサンド。
ふんわりとしたパンを前歯で断ち切ると、揚げたてのカツのさっくりとした衣の歯触り、パンにたっぷりと染み込んだソースの甘さ、うーん、たまらん。
タマゴサンドは良くある茹で卵を刻んだものでは無く、スクランブルドエッグをマヨネーズで和えた珍しい物。
キュウリのスライスが香り高く、心地よい音を立てる。
多めに塗られたマスタードが、味を一段高めるのに一役買っている。

くそ、最初からここで呑んで、カツとか喰えば良かった!
2010年 08月 15日 |
一晩酒を抜いたせいか(久しぶりだ)、快調な目覚め。
朝食を摂り、さあ出掛けるか、と思ったら外は強い雨。
空を見ると、確かに雲に覆われた部分は多いが、雲の切れ間からはぎらっと太陽が覗いたりもしている。
少し待てば上がるかもしれないな、と判断して9:00まで待機、雨が上がった隙に出発。

串木野で薩摩揚げ(地元では付け揚げと呼ぶらしい)を買い、親類知人に発送。
さらに、母親からかつお加工品をリクエストされていたので、それを買うために枕崎へ。
厚い雲の下、枕崎に着くと、時折雨がサーッと降ってきたりしている。
とっとと大きな土産物センターでご注文の品を買い、発送。
さてお昼か、何喰おうかなぁ、と市街方面へ行ってみると、「かつおラーメン」という看板を出した「愛助堂」というラーメン屋があったので、そこへ入ってみた。
この店の普通のラーメンは豚骨ベースの白濁スープなのだが、かつおラーメンはかつおダシがベースの透明なあっさり味。
麺は鹿児島らしく太め&柔らかめ、いや、喰べてみると悪くない。
こういうラーメンももちろんアリだと思う。
具に乗っているのも、豚肉のチャーシューでは無くてかつおを付け焼きにしたもの。
普通のラーメンも喰べてみたかったけど、かつおラーメンだけでお腹一杯に。

鹿児島まで戻って、鴨池港から大隅交通ネットワークのフェリーで大隅半島の垂水へ渡ることにする。
初めて見る桜島は、雲が掛かっていてその全貌を見せてはくれなかった。
今日は鹿児島の空は、ご機嫌斜めだぜ。
さてフェリーは垂水に到着、ここから南下して、本土最南端である佐多岬へ行こうと思っていたのだが、朝の川内と同じように、太陽が顔を出したと思えばまた土砂降り、という不安定な天気。
うーん、枕崎もだけど、今日は鹿児島南部はこんな天気なのかも知れないな。
最南端は興味あるけど、何も雨降ってる時に行くこともあるまい。
そう考えて佐多岬はパス、このまま宿泊地の宮崎を目指すことにする。
R220 を北へ向かって国分ICから東九州自動車道に入り、加治木JCTから九州自動車道、えびのJCTで宮崎自動車道と乗り継いで宮崎へ。
18:30だというのに、まだまだ太陽は高い位置から街をがっと照らす。
ツーリングをしていて、ああ、西に来たな、と感じる瞬間はこの、夕方に空を見上げ、太陽の高さに驚く時だ。

ホテルは駅前の商店街にあった。
19:00にチェックイン。

日曜日ということもあるのか、商店街を少々ほっつき歩いてみたものの、アンテナにピンと来る店がない。
仕方なく、大きな居酒屋へ入ってみると、カウンターの無い店で、こちら一人だというのに、立派な個室に案内してくれた。気が引けるっつーの。

まず生ビールとフライドポテト、そして何か宮崎っぽい物はないかなー、おお、冷や汁があるじゃないか。
冷や汁というのは、素焼きした魚の身をほぐしてすり鉢で擂り、それを出汁で伸ばしてキュウリのスライスや青じその千切り、すりゴマなどを薬味にして冷たい味噌汁にするもので、現地ではこれを熱いご飯にぶっかけて啜り込むのだそうだ。
うちの母親は九州とは何の縁もない群馬生まれだが、この冷や汁を魚こそ入れないが、殆ど同じ作り方で拵える。
魚が入っていないのでさっぱりした味で、うちではこれを飯では無く、そうめんのつゆにして子供の頃から良く喰べされられたものだ。
その後、本場では魚を入れる、というのを知り、うちもアジでも焼いて試してみようと勧めるのだが、本人は「そんなのきっと生臭いに決まってる」と決めつけて試しもしない。
そんな訳で、本場の魚の身入りの冷や汁に憧れすら感じていたところに、メニューを見ればこの冷や汁のお椀の写真が、あさりの味噌汁とか豆腐の味噌汁とかの横に、並べて載せられているではないか。
じゃあビールとポテトをやっつけたら、これを啜りながら焼酎をやるとするか、うん、そしてその後、他の店で宮崎ラーメンだな、完璧だ!

と思ってたら、冷や汁はきっちりと現地の流儀の通り、ご飯と漬け物と一緒に出てきた。
あれ? メニューの写真って汁椀だけだったけど、これセットになってるの? と訊いたら、ええ、冷や汁は飯と一緒に喰べる物です、と来た、いや、参りました。
ラーメンどころでは無くなってしまった。
本場の冷や汁は魚が入る分生臭いといえばいえるが、そこがまた美味い。
一緒に呑んだ焼酎、「東国原」も太くすっきりとした風味で、美味かった。

もう一軒、若いご主人がやっている「鉄人」という居酒屋へ。
店内にはアントニオ猪木からチェ・ゲバラまで様々な写真が飾られ、BGMはボブ・マーリー。
いかにも現代の若者の、それでいて志は高そうな店である。

あらまし満腹なのだが、宮崎の鶏を喰べていないことを思い出してこの店に入ったのだった。
なので、もも焼きを注文。
炭火でじっくりと焼き上げられた、一口大の鶏もも肉は、所々に噛み応えのある部分が残されていて、それがまたこりこりとして焼酎に合う。
他の客の土産物である、豆腐ようを一切れご馳走になったが、これも美味い。
豆腐を紅麹と泡盛に漬ける、という突飛もない製法を、一体全体誰が考えついたのだろう。
これを沖縄の空気の中、泡盛でやったらそりゃうめえだろうなぁ。

満足して帰る。
2010年 08月 14日 |
さすがに呑み過ぎて、二日酔いでボケーッとしたまま10:00に出発。
今日の宿泊先は、ここ水俣から60km程度の川内駅前である。
天気が良ければ、枕崎の方まで足を伸ばしてから川内に戻ってこようかと思っていたのだが、天気はともかく体調が最悪である。
全く、いい歳して未だに適量でとどめることが出来ず、呑み過ごして二日酔いとは我ながら困ったものだ。
途中、阿久根市内に入った辺りで体の辛さがピークに達し、大きなパチンコ店の駐車場にバイクを停めて30分ほど休んでみたが、一向に回復しない。しないどころか、目眩までしてくる始末である。
こりゃ二日酔い+軽い脱水でも食らったかな、と天を仰ぐと、通りに出ていた病院の看板が目に留まり、電話を掛けてみると生憎今日は休診日。
しかし、今日の持ち回り当番である別の病院を教えてくれたので、そこへ行って診察してもらうと、軽い熱射病で脱水症状が見られるとのこと。
どうせ大した予定も無いので、今日はゆっくりと回復に努めることにして、点滴を打ってもらう。
涼しい処置室で横になっていたおかげで、点滴が終わる頃にはずいぶんと良くなった。
18:00頃、川内駅前のホテルに到着。

晩飯に、駅前の石走ラーメンという店でネギラーメンを食す。
九州独特の香頭ネギの小口切りがこれでもかっ! とばかりに入っていて、柔らかい口触りと甘い香りが何ともいえず美味い。
スープは白濁した豚骨ダシではあるけれど、脂浮きも臭いも少なく、あっさりとした穏やかなスープ。
麺は太めストレートで、柔らかめの茹で上がり。

さすがに今日は酒は止めておこう。
ホテルに戻ってゆっくり眠る。
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